モバイルアプリのテストの時、考慮すべき点を3分で理解する

テスト技法

モバイルアプリと一言で言っても一般的に3つの種類があります。

  • ネイティブアプリ
  • ハイブリッドアプリ
  • Webアプリ

今回は上記のようなモバイルアプリをテストする際、どのようなことを考慮してテストしたら良いか?その一例を紹介します。

クロスプラットフォームテスティング

ユーザーは、使用しているスマホの OS のバージョンに関係なく、アプリが均一に機能することを期待しています。

iOS と Android が、一般的に主流のモバイル OS ですが、クロスプラットフォーム対応のアプリを提供するために、どちらのプラットフォームでも問題ないことを確認するテスト アプローチとる必要があります。

また画面サイズ、Webアプリの場合はブラウザなども考慮して、ターゲットとなるユーザーが使用している環境で問題なく動作することをテストする必要があります。

機能テスト

モバイル アプリ ユーザーの 53% が、クラッシュ、フリーズ、エラーなどの深刻な問題を抱えたアプリをアンインストールしたことがあるとのことです。

機能テストにより、アプリのすべての機能が適切に動作することを確認し、壊れた機能をなるべく無くすことで、より高い維持率を達成します。

その為、当然ながら機能テストが必要です。

機能テストは、アプリの UI 要素、画面の適応、コア構造、および機能をテストします。

また、アプリケーションのインストールと更新のプロセス、ローカリゼーション設定、互換性、およびアクセシビリティもテストします。

UI / UX テスト

ストレスのない UX デザインにより、顧客のコンバージョン率が最大 400% 上昇する可能性があると言われています。

モバイルアプリケーションの成功は、ユーザー エクスペリエンス、つまりエンド ユーザーが製品をどのように認識し、操作するかを理解し、使いやすくするかにかかっています。

ユーザビリティ テストでは、アプリが操作しやすく、ユーザー フレンドリーであるかどうかを確認します。最終的な目標は、スムーズで直感的なモバイル エクスペリエンスを実現することです。

セキュリティテスト

セキュリティ リスクは、顧客の信頼を失うため、アプリのユーザーと企業の両方に悪影響を及ぼす可能性があります。

このリスクを最小限に抑えるには、セキュリティが侵害された後に解決するよりも、最初から発生を防止することが当然ながら必要です。 そして、これを行う一つの方法は、テストを行うことです。

個人情報がデジタル空間で流通すればするほど、セキュリティの脅威にさらされやすくなります。 モバイル アプリの開発者は、悪意のある行為からデータを保護するために、効果的で堅牢なセキュリティ テスト戦略を定義する必要があります。

ローカライゼーションテスト

アプリの機能とパフォーマンスに対する期待値は、地域、国、年齢、文化によって異なります。

アプリをユニバーサルなものにするには、さまざまなユーザーに最高のUXを提供するために、適切にローカリゼーションされているかを確認するテストが必要です。

以上、モバイルアプリのテストの時、考慮すべき点を3分で理解する解説でしたー

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参考文献

Effective mobile testing strategy to help streamline testing