JMeterを使ってサーバーからのレスポンス速度を簡単に計測する方法を3分で理解する

Jmeter テスト技法

JMeterの「アサーション接続」とは

負荷テストツールとして名高いJMeterを使い、様々なアサーション(assertion)ができることは以前解説した通りですが、

HTTPリクエストをJMeterからサーバーへ送りサーバーからのレスポンス時間をアサーションできる「アサーション接続」という機能があります。今回はこちらについて解説したいと思います。

Webサイトの「サーバーからのレスポンスが1秒以内で表示すること」をチェックしてみる

では、具体的にJMeterの「アサーション接続」機能を使い、WEBサイトのサーバーからのレスポン時間を計測する方法を解説していきます。

ここではWebサイト(このブログ Test Hack)トップページへHTTPリクエストを投げ、サーバーからのレスポンスが1秒以内に返ってくること、をチェックするアサーションを作ってみたいと思います。

1 まずは「テスト計画」を右クリック -> 追加 -> Thread (Users) -> スレッドグループ でスレッドグループを作ります


2 スレッドグループ を右クリックし -> 追加 -> サンプラー -> HTTP リクエスト を選択


3 Test Hack トップページへリクエストを投げる設定を「HTTP リクエスト」画面で行います


4 次に「何秒以内で」という条件を追加します。

HTTPリクエストを右クリック -> 追加 -> アサーション-> アサーションの接続 を選択


5 アサーション接続 の画面で何秒で、という具体的な数値を設定します。ミリ秒での設定の為、例えば1秒で、と設定したい場合は1000と入力します。


6 次に、実行した際の結果を表示させる為のリスナーを追加します。

HTTPリクエストを右クリック -> 追加 -> リスナー -> アサーション結果 を選択

7 以上の設定を完了し、テストを実行すると、リスナーの「アサーション結果」画面に結果を表示してくれます

上記のように、設定したミリ秒より、サーバーからのレスポンスが長くかかった場合は、「何ミリ秒かかりました」と教えてくれます。

逆に設定したミリ秒よりレスポンスが早かった場合は、「何ミリ秒かかりました」と、「アサーション結果」画面では教えてくれないので注意です。

以上、JMeterを使ってサーバーからのレスポンス速度を簡単に計測する方法でしたー

参考文献