現代のITトレンドは?
移り変わりの速いIT業界、これまでも色々なサービスや概念や技術が流行ったり、廃れていったりしたのではないでしょうか。
というわけで、今回は今、抑えておきたい、知っておきたい、世界のITトレンド用語を独断と偏見で選んでお届けします。
NFT
Non-Fungible Token(非代替性トークン)を略してNFT(読み方はエヌエフティー)。
ブロックチェーン技術を利用して、デジタルデータに対し、資産的価値(偽造不可な鑑定書・所有証明書付きみたいな)を付与する仕組み。
これまではデジタルデータなどのアート作品はコピーが簡単にできてしまう為、価値を付与する事が難しかったんですが、唯一無二である事の価値をNFTで付与する事で、(要はそれがオリジナルであることの価値)ブロックチェーン上で売買の取引ができるようになった。というわけなのです。
例えば、Twitterの創業者ジャック・ドーシーが15年前に投稿した初ツィートが、このNFTにより約3億1700万円で取引されました。
Metaverse
2021年にfacebookが社名をMetaに変更した事で一般的にも知られるようになったキーワード「メタバース」。
facebookが今、作っているサービス名が「メタバース」という名前のサービス。と勘違いして理解している人もいるのではないでしょうか???
「メタバース」とは、インターネット上の仮想空間で提供されるサービス全般の事です。
ちなみに、このfacebookのMeta社が2021年8月にベータ版をリリースした「メタバース」のサービスは「Horizon Workrooms」という仮想空間で会議が行えるサービスです。
DAO
Decentralized Autonomous Organizationの略で、読み方は「ダオ」。日本語だと「自律分散型組織」。
DAOとはブロックチェーンの応用の一つで、中央集権型の組織ではなく、分散型の組織で、つまり、誰か偉い人や管理者が意思決定するのではなく、構成員一人一人によって運営され、ルールによって運営されるというような概念です。
例えばビットコインはDAOで運営されている一つです。
SOCIAL AUDIO
clubhouseが流行ったのも2021年の初頭ぐらいでしたね。
SOCIAL AUDIOとはつまり、音声版SNSみたいなもの。
コロナ禍という社会状況で人に会えなかったり、リモートワークが増えたタイミングもうまくリンクしたんでしょうか、twitterやfacebookなども同様のサービスをリリースしましたね。
ちなみに、googleトレンドで「SOCIAL AUDIO」のキーワードではあまり検索ボリュームはありませんが、「Clubhouse」での検索ボリュームは、2021年1月- 2月頃に爆発的に増えている事がわかります。
以上、今、抑えておきたい、知っておきたい世界のITトレンド用語でしたー。
今後も様々な技術やトレンドが移り変わっていくでしょー楽しみです!
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参考文献
- Metaverse, Web3, NFT, DAO: A Guide to 2021’s Tech Buzzwords
- DAOs, DACs, DAs and More: An Incomplete Terminology Guide