プログラミング初学者や、ITに関しての知識がない方が何かの環境構築をする時、呪文のように感じてしまう言葉。
「PATH(パス)を通す」
詳しいことはわかんないけど、とりあえず言われた通り(説明の通り)やっておけー!って人も多いのではないでしょうか??
まぁそれでも、とりあえずは問題ないですが、この「PATHを通す」を根本的に3分で理解できるようにまとめてみました。
「PATH(パス)を通す」とは?
まず「PATH(パス)」とは、「コンピューター内のフォルダやファイルの場所を示す住所みたいなもの」です。
で「PATH(パス)を通す」とは、一言で言うと、
「●●の実行ファイルがこのPATH(パス)の中にあるよー」と記載しているリストに追加する事です。
何えそんな事をするの?
まず「実行ファイル」というものを理解する必要があります。ざっくり言うと
「コンピューターが何か実行するときのプログラムファイル」
Windowsで言うと例えば「●●.exe」みたいなファイル。MacやLinuxで言うと例えば「ls」コマンドを実行する為の実行ファイルは「/bin/ls」このPATHにあります。
で、この実行ファイルを実行したい時、
- その実行ファイルのPATH(場所)を指定して実行する
- (今いる場所にその実行ファイルがない場合)その実行ファイルが存在している場所まで移動して、実行する
しかし、「PATH(パス)を通す」事をしておけば、
「●●の実行ファイルがこのPATH(パス)の中にあるよー」と記載しているリストに追加する事です。
実行ファイルがある場所まで移動したり、その実行ファイルが存在する場所まで移動したりしなくても、どの場所からでも、その実行ファイルを実行する事が出来るのです。
MAC / Linuxの場合のPATH関連コマンド
・実行ファイルを探したい場合(例 : ls )
which ls
・そのコンピューターに設定されているPATHを確認する
echo $PATH
・PATHを追加したい場合
export PATH=$PATH:追加したいコマンド検索パス
・追加したPATHを反映させる
.bashrcへ反映させたい場合
source ~/.bashrc
.bash_profileへ反映させたい場合
source ~/.bash_profile
以上、PATHを通すとは何か?3分で理解する説明でしたー
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