ソフトウェア品質特性とは
「ソフトウェアの品質が良いものか?悪いものか?」というのは、言葉では簡単ですが、何をもって「良い」のか?何を持って「悪い」のか?曖昧な概念です。
そんな時、活用できるのがソフトウェアの品質を評価する基準となる規格です。
国際規格ISO/IEC 9126(JIS X 0129)で定められた、ソフトウェア品質特性とはソフトウェアの品質を定義し、評価する基準となるものです。そんな品質特性は6つの特性と、もっと細分化した21の副特性が定義されています。
ソフトウェア品質特性 6つの特性とは
6つの各特性を一言で説明していくと
- 機能性
- 目的に応じた機能がちゃんと実装されているか?
- 信頼性
- 動作し続けられるか?故障が起きにくいか?
- 使用性
- 使いやすいか?わかりやすいか?
- 効率性
- 処理時間が適切な時間か?リソースが効率的に使用されているか?
- 保守性
- 修正のしやすいか?保守しやすいか?
- 移植性
- 別環境へ移植しやすいか?
ソフトウェア品質特性 21の副特性とは
6つの各特性に品質副特性が以下のように定義されています。
- 機能性
- 合目的性、正確性、相互運用性、セキュリティ、適合性
- 信頼性
- 成熟性、障害許容性、回復性、適合性
- 使用性
- 理解性、習得性、運用性、魅力性、適合性
- 効率性
- 時間的効率性、資源効率性、適合性
- 保守性
- 解析性、変更性、安定性、試験性、適合性
- 移植性
- 環境適応性、設置性、共存性、置換性、適合性
と、定義されています。
つまり、品質特性は、品質を評価するときの基準として使用したり、
ソフトウェア開発の際の品質基準として上記のようなことを考えて作ったら品質がよくなるかもよーというものです。
というわけで、以上、ソフトウェア品質特性を3分で理解する説明でした〜