ベストプラクティス(best practice)とは、ある結果を得るのに最も効率のよい技法、手法、プロセス、活動などのことを言います。(wikipediaより)
テスト 自動化に関しても、いろいろな場所でいろいろな人が「テスト 自動化のベストプラクティス」たるものを発表しています。
いろいろ見てみると、概ね同じような内容が唱えられている部分も多いですが、そんな「テスト 自動化のベストプラクティス」の色々な記事を参考にし、大事な点だけをぎゅーっと絞って今回は大きく2つだけに、まとめてみました。
1: 最初は小さく始めて、そして育てる
これはつまり、いきなり、テストしたい全ての範囲をテスト 自動化するのではなく、まずは小さな範囲だけテスト自動化し、そして徐々に範囲を広げていきましょう。とうことです。
では、この最初の“小さな範囲”は決める時、考慮すべき点は例えば以下のような点です。
- 重要なテストはどのテストか?
- バグが発生したとき、リスクが高い機能はどれか?
- テスト自動化しやすいテストはどのテストか?
- 繰り返し や 並列 で実行できるテストはどれか?
- テストが壊れにくく、安定して実行できるテストはどれか?
というような点を考慮し、まずは重要なとこから小さく始めましょう。という話しです。
2:適切な自動化ツールを選択する
テスト自動化ツールと一言で言ってもいろんなタイプ、色々なプロダクトがあります。
テスト自動化ツールを選ぶとき、考慮するべき点は例えば以下のような点です。
- テスト自動化したいテストレベルとそのツールが得意なテストレベルに合致しているか
- チームメンバーのスキルに会ったツールか
- コーディングスキルが必要か?不要か?
- かけられるコストと費用対効果が適切か
- そのツールのメリット、デメリットは何か?
- 結果レポートは取得したいメトリクスが取得できるか?
以上のような点を考慮しテスト自動化ツールを適切に選択することが、テスト自動化を成功へ導く最初の一歩という話しです。
まとめ
もちろん、上記以外でもベストプラクティスとして色々と色々なサイトで紹介されていますが、最初のとっかかりとしては上記の2つを理解しておくのが大事かと思います。
というわけで、テスト自動化ベストプラクティスを3分で理解する 解説でした。
20代のフリーター向けの就職支援サービス
参考文献
- Automated Test Cases & Automation Best Practices
- Test Automation Best Practices
- 10 Test Automation Best Practices to follow