開発やテストの現場のMTGやチャットで急に「UAT」という単語が出てきたとき、「あれ?UATって何だったっけ??」と一瞬戸惑ったことはありませんか??
そんな方の為、UATとは何か?を3分理解できるよう解説したいと思います。
UATとはUser Acceptance Testingの略で、日本語では「ユーザー受け入れテスト」と呼ばれています。
ISTQB(JSTQB)用語集では、ユーザー受け入れテストは以下のように定義されています。
対象ユーザーがシステムを受け入れるかどうかを判断するために実行する受け入れテストの一種。
ISTQB Glossary
つまり、テスト対象システムを使うユーザー、場合によってはそのシステムの開発を依頼した側の人が、ちゃんとそのシステムが動いているか?依頼した通りに開発されているか??などを本番環境、またはそれに近い環境でテストすることになります。
ちなみに、「ユーザー受け入れテスト」以外の「受け入れテスト」の種類は、
・運用受け入れテスト
・契約による受け入れテストおよび規制による受け入れテスト
・アルファテストおよびベータテスト
などがあります。
UAT(User Acceptance Testing)は「受け入れテストの一種」と紹介しましたが、そもそも「受け入れテスト」とは何でしょうか??
受け入れテストはV字モデルのテストレベルでいうとココ!になります
図の通り「要求分析」に対して行うテストになります。
もっと簡単に言うと、システムを受け入れるかどうか?の判断に焦点を当ててテストになります。一般的にシステムやプロダクト全体の振る舞い、能力に焦点をあててテストし、
システム全体的な品質に対する信頼の積み上げ、動作の妥当性の確認、機能/非機能の振る舞いが仕様通りであること、などを目的に行われるテストです。
以上、UATとは何か?を3分で理解する説明でしたー