「ストリーミング」とは、簡単に言うと、動画や音声ファイルをダウンロードしながら再生もするダウンロード方式の一種ですが、
WEBでの動画サービスが主流になった昨今、この「ストリーミング」技術を支えるHTTPベースのストリーミングプロトコルについて、現在の2つの主流、HLSとMPEG-DASHについて3分で解説したいと思います。
Apple社が開発し、IETFがRFC 8216として標準化した、HTTPベースのストリーミングプロトコルです。
動画ファイルを小さいHTTPファイルに分割して、HTTPプロトコルを使用します。
HLSの特徴として、インターネットに接続されるデバイスは基本的にHTTPをサポートしているので実装が簡単であることです。
また、ネットワーク状態が悪い場合、動画品質を下げたり、逆にネットワーク状態に問題ない場合は動画品質を上げたりすることができます。
MPEG(Moving Pictures Expert Group)によって開発されたHTTPベースのストリーミングプロトコルです。
ちなみにDASHはDynamic Adaptive Streaming over HTTP の略です。
前述のHLSと同じく、通信状況に合わせて品質を高品質にしたり低品質にアダプティブ・ビットレート・ストリーミングが可能です。
HLSとMPEG-DASHが昨今の主流であることは前述の通りですが、
他にもストリーミングプロトコルは存在します。
Adobeによって作られたRTMP (Real Time Messaging Protocol)やIETFで標準化されたRTSP (Real Time Streaming Protocol)などなど、他にも様々なものがあります。
しかし、これらはブラウザで再生する際、その為のプラグイン が必要だったりします。
以上、ストリーミングプロトコルについて3分で理解する説明でしたー