プロンプトの要素
ネガティブプロンプト
出力してほしくない情報を指定した方が、望ましい応答をすぐに返すようモデルをコントロールできる場合があります。言語モデルが生成するべきでない、誤った、または望ましくない出力の例です。
推論パラメータ(=機械学習モデルがテキストや画像を生成する際に、その振る舞いを制御する設定値)
プロンプトのベストプラクティス
ゼロショットプロンプティング
生成モデルに対してタスクの例示や明確なトレーニングを行わずに、特定のタスクを指示する手法です。これは、モデルが事前に同様のタスク (ショット) を行ったことがなくてもタスクを理解して実行できる機能を信頼するアプローチです。
フューショットプロンプティング(コンテキスト内学習)
文脈に応じた例を言語モデルに提供することでタスクへの理解を促し、期待される成果を導く手法です。
思考の連鎖プロンプティング
複雑な推論タスクを途中段階のより小さな手順に分割する手法です。
ポイズニング、ハイジャック、プロンプトインジェクション
ポイズニングとは、悪意のあるデータや偏ったデータをモデルのトレーニングデータセットに意図的に導入することです。
ハイジャックとプロンプトインジェクションは、プロンプト自体に特定の命令を埋め込むことで、生成モデルの出力に影響を与える手法です。
エクスポージャー
エクスポージャーとは、トレーニング中または推論中の生成モデルに機微情報や機密情報を提供するリスクを指します。その結果、FM がトレーニングコーパスからこの機密データを不用意に公開してしまい、データ漏えいやプライバシー侵害につながる可能性があります。
プロンプトリーク
プロンプトリークとは、モデルで使用されたプロンプトまたは入力 (保護されたデータであるかどうかに関係なく) が意図せずに公開されたり、漏えいしたりすることです。
ジェイルブレイク
ジェイルブレイクとは、生成モデルや AI アシスタントに実装されている制約や安全対策を変更または回避して、不正なアクセス権や機能を入手する手法です。
Essentials of Prompt Engineering