テスト設計とは何か??3分で理解する

テスト技法

テスト設計とは??

一言で言うと

概略的なテスト目的を具体的なテスト条件とテストケースに変換するプロセス。

ソフトウェアテスト標準用語集 より

つまり、一般的には以下のプロセスを経て

  1. テスト対象の分析プロセス
  2. テスト基本設計プロセス
  3. テスト詳細設計プロセス
  4. テスト実装プロセス

テストケースが出来上がるプロセス = テスト設計 と呼んでいます。

テスト対象の分析プロセスって何やるの?

つまり、機能仕様書などをテストベース(テストケースの基となるもの)を読んだり、把握して、

どんなテストをするべきか? を分析する作業です。

テスト基本設計プロセスって何やるの?

ざっくり言うと、テスト観点を作る作業。

テスト観点とは、ざっくりこの機能でどんなテストをする。と言う事を明確にする作業。

テスト詳細設計プロセスって何やるの?

テスト基本設計での成果物にもう少し、具体性を持たせていく作業。

例えば、入力値はどの値を使うか?どんなテストデータを使うか?などを決めていく作業。

テスト実装プロセスって何やるの?

テスト基本設計、テスト詳細設計での成果物を基にテストケースに落とす作業。

また、テストデータの作成や、テスト環境の準備、テスト準備全般もこのプロセスに含みます。

まとめ

というわけで、上記のプロセスをまとめて「テスト設計」と呼ぶのでした。

ただ、実際のQA現場では必ずこのプロセスをとるというより、例えば、テスト基本設計とテスト詳細設計はまとめて実施されたり、テスト詳細設計とテスト実装のプロセスがまとめて実施されたり、など、現場の状況によって様々かと思います。

参考文献