デシジョンテーブルを恋愛条件に置換えて3分で理解する

テスト技法

デシジョンテーブルとは

デシジョンテーブルとは、ソフトウェアのテスト実施時、
条件が複雑に絡み合った仕様の場合、このデシジョンテーブルを使い、仕様を整理し、
このテーブルを使い、テストを実施することをデシジョンテーブルテストと言います。

デシジョンテーブルのフォーマットを理解する

デシジョンテーブルにはフォーマットが決まってます。これを理解すると、だいたい使い方はわかります。

具体的には
条件書くとこ
条件指定するとこ (Yes OR Noの頭文字とってY of N書いたり、Ture OR False の頭文字とってT or F書いたり、要は指定できればどっちでもいいです)
動作書くとこ
動作指定するとこ(この動作をする!とわかるように書くとこ、Y でも Xでもなんでもいいです)

恋愛仕様についてデシジョンテーブルで書いてみる

デシジョンテーブルはソフトウェアのテストで使うものですが、
現実の世界に置き換えてみましょう。

あなたが友達に「彼氏(or 彼女)候補を紹介して欲しい」と頼まれたとします。
その友達が求める彼氏(or 彼女)の条件はこうです。

恋人に求める条件

* とりあえず顔面偏差値 50以上は欲しい

* 結婚するなら年収800万以上あってほしい、付き合うだけならそれ以下でもいいけど

* タバコは吸う人は嫌

* 条件に当てはまらない人はガン無視

さて、こんな、めんどくさい友達の恋愛仕様をデシジョンテーブルにまとめることにします。

まず

条件書くとこ
条件指定するとこ (今回は、条件を満たす = Y , 条件を満たさない = Nで表すことにします)

を作ります。
考えられる条件の組み合わせを全て記載します。

次に
動作を書くとこ
を書きます。


二つの表を合わせると、、、以下のような感じ

そして
動作指定するとこ (今回は、この動作をする = ● , この動作をしない = X で表現することにします)
を書きます。
書き方は
【条件書くとこ】【条件指定するとこ】を見ながら、
この条件の組み合わせの場合は、この動作をするよね!ってのを、● OR Xで表現し、記載していきます。
そうするとこんな感じでデシジョンテーブルができあがります。

つまり、
例えば、No.1の縦列を見ると
「顔面偏差値 50以上」&「年収 800万以上」&「タバコを吸わない」という条件を全て満たすお相手候補を投入した場合は、
「結婚する」「付き合う」という結果はありえるが「ガン無視」という結果はない。

No.2を例にすると、
「顔面偏差値 50以上」という条件だけ満たしているお相手候補を投入した場合は、
「付き合う」という結果はありえるが、「結婚する」「ガン無視」という結果はありえない。
ということになります。

そして、このようなデシジョンテーブルを基にテストすることを
デシジョンテーブルテストといいます。

ま、実際の恋愛がこんな単純じゃないことは承知の上ですが、、、