ステートメントテストとデシジョンテストのカバレッジを3分で理解する

テスト技法

JSTQBのホワイトボックステスト技法の中に出てくる

  • ステートメントテストとカバレッジ
  • デシジョンテストとカバレッジ

ごっちゃになって覚えやすいこの2つのキーワード。

まず言葉を分解して覚えた方が理解しやすいです。

カバレッジとは?

一言で言うと、「網羅率」です。

なので「●●テストのカバレッジ」と言うと、

テストでどれくらい網羅したか、の事を言ってます。

ステートメントテストとは?

コード内の実行可能ステートメントをテストする事です。

つまり、↑の図で言うと「命令」の部分を通るテストをする事。

デシジョンテストとは?

コード内の判定をテストし、実行したコードを判定結果に基づいて評価する事です。

つまり、↑の図で言うと「判定」の部分を通って、TRUEの場合も、FALSEの場合も両方のパターンテストする事。

例えば

↑の図で言うと、

「判定」のTRUEの場合だけテストした場合

  • ステートメントテストのカバレッジは100%です
  • デシジョンテストのカバレッジは50%です。

「判定」のTRUEの場合とFALSEの場合、2ケーステストした場合

  • ステートメントテストのカバレッジは100%です。
  • デシジョンテストのカバレッジも100%です。

「判定」のFALSEの場合だけテストした場合

  • ステートメントテストのカバレッジは 0%です。
  • デシジョンテストのカバレッジは50%です。

以上、もっと詳しく知りたい方は、JSTQB Foundation Levelのシラバスをご参考に。

参考文献